蓄電池が故障!?修理に出すべき?それとも買い替えるべき?
自宅に備え付けている蓄電池が停止してしまったときに対処方法が分からない人や、蓄電池の買い換えのタイミングを知りたい人に、今回の記事はおすすめです。今回の記事のみならず、蓄電池を購入したときに受け取った説明書の内容も照らし合わせてください。できる限り長持ちするように大切に使用しましょう。
蓄電池が故障する原因
消耗品なので、いずれ故障することも考えられますが、できる限り故障しないように大切に使用しましょう。
蓄電池の停止
こちらは、もっとも多い故障の原因として挙げられています。一時的な故障の場合があるので、そのときはすぐに蓄電池本体を取り外す必要はありません。時間が経過すると再び動くようになります。ただし、停止と動作を繰り返すようになると注意しましょう。バッテリーの稼働が完全に停止してしまう可能性があります。
蓄電容量の低下
蓄電池は消耗品なので、使用年数が長くなればなるほど消耗しています。消耗しているかどうか確かめる方法として分かりやすいのが、充電しても満タンになりにくいときです。そして、バッテリーを使い切る前に充電すると使用効率の悪化につながることがあります。充電するときには説明書の記載に目を通して、正しい方法で取り組みましょう。
蓄電池内部で回線がショートした
家庭にある電子レンジやホットプレートなどの大量の電力を必要とする電化製品と一緒に使用することで、回線がショートする場合があります。蓄電池の容量にもよるので、必ずそのようなことが発生するとは言い切れませんが、回線がショートしたときは事故につながらないように気を付けてください。バッテリーの破損や発火する危険性があります。正しい対処方法は説明書に記載されているので、日頃から事態に備えておきましょう。
外気温や湿気
蓄電池は使用環境の影響を受けます。夏場の気温が35℃以上、冬場の気温が氷点下となるときは、給電されないなどのトラブルに見舞われるかもしれません。とくに故障が見当たらない場合は、そのように認識しておきましょう。
蓄電池の寿命・耐用年数とは
種類により寿命や耐用年数が異なります。また、使用環境の影響により寿命が短くなる蓄電池もあるので、推奨されている環境で使用するようにしましょう。
鉛蓄電池
こちらは非常に寿命が長いことで有名です。使用期間は17年、サイクル回数は3,150回となっています。蓄電池を長持ちさせる方法として、過放電しない、使用後は速やかに充電することを心がけてください。自動車のバッテリーや非常用のバックアップ電源として重宝されています。
ニッケル水素電池
こちらは一番寿命が短いことで有名です。使用期間は5~7年、サイクル回数は2,000回となっています。こちらの蓄電池は、外部環境の影響を受けやすいのが特徴で、とくに高温多湿下では電池温度が上昇して寿命が短くなります。寿命を長持ちさせるためには、適度な温度を保てる環境で使用することが大切です。また、リチウムイオン電池の登場により使用される場面が減少しつつあるとはいえ、現在でも使用されています。
リチウムイオン電池
こちらの使用期間は10年、サイクル回数は4,000回となっていますが、メーカーの種類により誤差があるのであくまで目安として捉えましょう。現在は、モバイル機器の蓄電池としても使用されており、日常生活で馴染みのあるものとして浸透しています。こちらの蓄電池は、使用環境の影響を受けやすいのが特徴です。なお、今後も広く流通されることが予想される蓄電池なので、寿命を長期化するための研究が行われています。
蓄電池が故障したら修理できる?
人体に悪影響を及ぼす化学物質が蓄電池には含まれているので、専門的な知識や技術がない人は自分で直すことはやめましょう。業者に依頼すると費用はかかりますが、安全に作業してくれるので安心です。
自分で直すのは危険
蓄電池のバッテリーには、人体に悪影響を及ぼす化学物質が含まれているので、自分で直すのは危険です。説明書にも同様の記載があるので、自分で直そうとせずに業者にメンテナンスを依頼しましょう。
業者に修理を依頼する
蓄電池が故障していることは自分で分かっても、故障箇所を特定して修理するのは難しいものです。また、危険な作業となるので業者に修理を依頼しましょう。
料金の相場
メンテナンスにかかる費用の相場は3~5万円となっています。修理で対応できない場合は本体の交換になります。その場合にかかる費用の相場は150~300万円といわれています。
保証期間
購入してから10年間は保証期間と定められているメーカーがほとんどです。説明書を確認しましょう。また、メーカーごとに保証期間内の特典を用意している場合があるので、内容を調べてみましょう。
まとめ
蓄電池のことで分からないことや困ったことがあれば、業者に相談しましょう。使用効率が低下しているときは、何かしらのサインが出ているはずです。その状態を見逃してしまうと、やがて大きな事故につながってしまうかもしれません。また、説明書に記載されている内容を確認して正しく使用しましょう。安全のため、自分で蓄電池を直すことは避けてください。詳細はインターネットで調べられます。