蓄電池は使い方によって長持ちさせることができる?賢い使い方とは
松江市で蓄電池を考えている方は、蓄電池の賢い使い方を理解しておくようにしましょう。使い方によって、蓄電池を長持ちさせることができ、そのぶん利益を得ることができるからです。本記事では、蓄電池について基礎を解説するとともに、賢い使い方を紹介します。読み終わる頃には、周りと差をつけるような賢い蓄電池の使い方ができるでしょう。
蓄電池の基本の使い方
蓄電池を利用するときは、特定のモードを設定し、蓄電池を動かすことがほとんどです。一旦、モードを選択すると操作をしない限り、他の設定には切り替わりません。そのため、まずは生活スタイルに合わせたモードを選択し、状況に合わせ臨機応変にモード変更をしていくといいでしょう。
なお、蓄電池と太陽光を併用する場合は、モード選択がかなり重要となるので、それぞれのモードについて正しく理解しておきましょう。
蓄電池にはいくつかの運転モードがある
一般的に、蓄電池は5モードに分類できます。モード毎の特性を理解することで、賢く蓄電池を利用するようにしましょう。なお、開発メーカーによって、モード名称や種類が違う場合があるので、注意しておきましょう。
以下では、一般的なモードについて紹介しています。
■経済優先モード
夜間電力で蓄電池を充電し、その電気を昼間に利用する方法です。一般的に夜間電力は、昼間電力より安い傾向にあります。つまり、経済優先モードは、より安価な時間帯の電気を利用することで、経済的にお得にできるモードです。太陽光と併用する場合、太陽がでている日中は太陽電気を使います。
夜間、蓄電池に蓄えられた電気は、日が沈んでから日が昇るまでの間に使われます。太陽光や蓄電池容量によっては、電気料金がいちばん高額な昼に電気を購入しない生活を送れるのです。FIT法が適用されている期間中は、太陽光・蓄電池の効果を最大限に活かせるので、経済優先モードにしておくといいでしょう。
■環境優先モード
極力、電力会社から電力を購入しないようにするモードです。まず、太陽がでている時間帯は、太陽光発電での電力を消費します。つぎに、昼間使いきれなかった電力は、蓄電池内に貯めていきます。蓄電池内に貯めた電力は夜間に消費していくのです。このように、電力会社からは不足した分の電力しか購入せずに、自給自足の生活を目指します。FIT法、適用終了後に、環境優先モードに変更するといいでしょう。
■蓄電優先モード
台風や地震などで停電したときに備えるモードです。停電時に、蓄電池内に電力が蓄えられていないと、電気を利用することはできません。蓄電優先モードは、万が一の停電時、電力が利用できるように日常的に電気を蓄えておくことを優先したものです。台風などが起こりやすい季節に切り替えておくといいでしょう。
■自立運転モード
停電時に、蓄電池内に電力がある限り、電池が稼働し続けるモードです。停電時は、自立運転モードに自動で変わる設定にしておくといいでしょう。
■ピークカットモード
電力消費がピークとなる時間帯に、蓄電池内の電力を消費することで、電気料金を削減できるモードです。メーカーによっては、ピークカットモードを付けていない蓄電池もあります。
蓄電池の平均寿命は?
蓄電池を家庭用として用いる場合、耐用年数は15年〜30年といえます。寿命は、サイクル数という単位を用いて表されることがほとんどです。多くのメーカーでは、サイクル数が公表されており、6,000サイクル〜1万2,000サイクル稼働する蓄電池が主流となります。
1充電1放電を1サイクルとカウントし、蓄電池を1日1サイクル稼働した場合、6,000サイクルある蓄電池は、約17年利用できると考えられるのです。ただし、耐用年数を過ぎたとしても、急に蓄電池が利用できなくなるわけではありません。
一方で、耐用年数に達していなくとも、急に蓄電池を利用できなくなることがあります。メーカーが公表しているサイクル数はあくまでも目安であり、使い方によって蓄電池の寿命は長くも短くもなるのです。
蓄電池を少しでも長く使うには?
蓄電池は、使い方によって寿命が左右されますが、どのような使い方をすると寿命を短くしてしまうのでしょうか。まず、一つ目が高温下で蓄電池を利用することです。高温下では、電池容量の低下が通常より早く進んでしまいます。
つぎに、過充電や過放電を行うことです。蓄電池内にある電力がゼロになる、あるいは満タンになる状態を継続してしまうと、寿命は短命化します。蓄電池は、電池を使いきってしまう前に、ある程度充電をしておくようにしましょう。蓄電池残量がゼロの状態で保管し続けてしまうことも寿命を縮めてしまいます。残量は、常に50%程度を保った状態で、蓄電池を保管しておきましょう。
まとめ
以上、蓄電池の使い方や寿命、寿命を伸ばすためのコツについて紹介いたしました。蓄電池には、いくつかのモードが用意されているので、目的に合わせたモード選択をするようにしましょう。賢く使うことで、本来の寿命より長く使い続けることもできるので、ぜひ試してみてください!