オフグリッドってどういう意味?注目を集める理由やメリットを紹介!
オフグリッドという言葉を聞いたことはあるでしょうか?聞きなれない言葉なので、知らない方も多いのではないでしょうか。オフグリッドは、近年注目を集めている生活方法なのですが、環境にも優しく、お財布にも優しいことからオフグリッド生活に移行しようとしている人が増えているのです。今回は、そんな謎の多いオフグリッドをみていきます。
オフグリッドの意味とは
この言葉を聞きなれない方も多いのではないでしょうか?言葉の意味を考えても何かをオフする、何かをなくすのか減らすのかというイメージくらいしか思いつかないかと思います。オフグリッドは、実は、電力を自分でまかなう生活のことをいいます。しかし、すべてまかなうのではなく、段階があり、取り入れやすい方法から完全なオフグリッドまでさまざまなスタイルがあるのです。
消費電力の少ない電化製品の自給自足
手軽に取り入れられる方法として、消費電力の少ない電化製品でのオフグリッド化があります。これは、小さな電力でまかなえるという手軽さがあり、初めての方やキャンプなどに行かれる方に人気になっています。小さな電力でまかなえる物なので、携帯電話やスマートフォン、タブレット、照明機器などがあります。ポータブル蓄電池と、持ち運びが可能な太陽光パネルと併用することで実現できます。
時間帯によって使い分けをする
こちらも取り入れやすく、すでに取り入れている方、気づかないうちにオフグリッド生活になっていた方もいるかと思いますが、太陽光発電と蓄電池を併用することでオフグリッド生活になっているのです。太陽光発電システムと蓄電池の併用は、電気代削減という大きなメリットがあります。日中は太陽光発電の電力を使用し、夜間は蓄電池にためた電力を使用します。そうすることで、電力が足りない時だけ電力会社を使用するという、時間帯や季節によって変動する、オフグリッド生活なのです。
完全にオフグリッドする
一般の家庭では電気の使用量も多く、なかなかすべてをまかなうというのは難しいですが、必要最低限の電力だけを太陽光発電システムと蓄電池でまかなうという、オフグリッド生活もあります。日常生活の家電をすべてまかなうとなると電力がとてもかかるので、太陽光発電システムを大容量のせることや、電化製品をなるべく使用しないなど工夫が必要になります。
オフグリッドには太陽光発電と蓄電池が欠かせない
オフグリッドには、必要不可欠な存在がいます。それが、太陽光発電システムと蓄電池です。太陽光発電は効率的に電気を生み出すことができる優秀な設備です。太陽光発電と蓄電池の2つを上手に活用することでオフグリッドが実現します。太陽光発電システムによっては、売電のみで、自分の住宅での活用ができない場合もあるので、一度確認してみる必要はあります。
また、近年、さまざまな住宅が販売されており、オフグリッドのような生活が実現する、環境に優しい住宅も販売されています。まだ住宅を購入していないのであれば、住宅を選ぶ際にオフグリッドな住宅を視野に入れてみるのもいいかもしれません。
オフグリッドのメリット
メリットは大きく3つあります。
電気代の節約
ひとつめは、電気代の節約です。多くの方が、電気代の節約を目的に導入するかと思いますが、電気代が高騰する中、オフグリッドの生活は救世主ともいえます。
災害時に活用可能
オフグリッド生活で活用している蓄電池は災害時にも活用ができます。蓄電池本体が災害により、故障などしてしまうと使用は難しくなりますが、停電などの場合、蓄電池を活用し、電力を使うことができます。こちらも、オフグリッドの大きなメリットになります。
環境に優しい
太陽光発電システムでの発電は、とても環境に優しい発電方法になります。世界問題でもある、エネルギー不足や、環境破壊阻止の点からみても有効な発電方法になるので地球の将来を見据えて取り入れる方も多くいます。
オフグリッドのデメリット
発電量の不安定さ
太陽光発電システムは、日光が必要になります。そのため、太陽が出ていない、雨やくもりの日は発電力が低下する場合や、発電がまったくない場合もあります。また、積雪がある地域では、積雪により発電ができない場合や、故障の原因になる場合もあり、発電量の不安定さがあげられます。
導入コストが必要
太陽光発電システムと蓄電池の設置にはコストがかかります。補助金がある場合もありますが、負担が必要なのは確かです。導入できるコストがあるかどうか、または売電によりまかなえるかどうかを検討する必要があります。
メンテナンス費用が必要
太陽光発電システムや蓄電池も機械です。機械には必ずメンテンナスが必要になってきます。メンテナンス費用も考慮する必要があります。
まとめ
オフグリッドは、太陽光発電システムと蓄電池により、電力を自分でまかなう生活のことをいいます。高騰する電気料金を削減できるオフグリッドは、ほかにも非常時に電源があることで安心できるというメリットがあります。完全なオフグリッドはなかなか難しいですが、取り入れやすい内容から取り組み、メリットが豊富な省電力の生活をしてみてはいかがでしょうか。環境問題やエネルギー不足問題にも有効な生活なので、今後さらなる広まりを見せそうです。